日本ツーリズム産業団体連合会(以下、TIJ)は7月7日より、「秋葉原新発見ツアー」を通年化する。
「秋葉原新発見ツアー」は訪日外国人を対象に秋葉原の主要スポットを無料で案内するツアーで、秋葉原電気振興会や秋葉原駅前商店街振興組合などの協力・協賛のもと、2005年11月から計5回実施してきた。これまでにアジア系外国人をメーンに約500人の訪日外国人が同ツアーを利用したという。
今回の通年化はツアー参加者アンケート調査で「一定期間でなく、毎週開催してほしい」との声が多かったことから実現。ツアーの所要時間は約3時間で、これまでと同様、「電気の街」としての側面を紹介するべくオノデンや宝田無線などの秋葉原電気街口駅前地区などを案内するほか、今回からは「ポップカルチャーの集積地」としての秋葉原も紹介するため、コトブキヤや東京アニメセンターもコースに取り入れる。また、参加者には秋葉原~成田空港往復無料バス券とオリジナル携帯ストラップ、デジタルカメラレンズクリーナーを記念品として進呈する。対応言語は英語で、実施日は2008年1月19日までの毎週土曜。
同ツアー事業部長は「外国人旅行者の訪日促進企画『VISIT JAPANキャンペーン』に事務局員としてスタッフを派遣しており、『我々TIJ独自でも何か訪日促進企画を実施しよう』という意見があがったのが2年前。当時、すでに訪日外国人が多かった秋葉原にもっと人を呼び込もうと議論した結果、このようなツアーの実施に至った」と話している。
今後については「2008年1月20日から開催される『Yokoso Japan Weeks』では期間中、毎日開催したい」(同)と意気込みを語るほか、「中国語と韓国語での案内も視野に入れている」(同)という。