次世代RPG「The Elder Scrolls IV:OBLIVION（オブリビオン）」などの開発・パブリッシングを手がける米Bethesda Softworksの親会社ZeniMax Media Incが、日本国内とアジア地域に進出するためゼニマックス・アジアを設立した。同社は4月24日、アキバ3Dシアター（秋葉原UDX4階）で関係者向けに発表会を行った。

　ゼニマックス・アジアのゼネラルマネージャーには「The Elder Scrolls IV:OBLIVION」日本版を手がけた高橋徹さんが就任。今後の展開や新作タイトルのラインアップなどを明らかにした。

　同社の事業内容は、自社タイトルの国内パブリッシング、他社タイトルの国内向けライセンス取得とパブリッシング、自社タイトルのアジア地域向けライセンシング、国内開発ゲームの欧米向け版権取得、国内開発会社との共同開発など。

　発表された発売予定タイトルは「Star Trek Conquest」（PS2）、「Star Trek Legacy」（Xbox360）、「Bully」（PS2、Xbox360）、「MLB 2K8」（PSP、PS2、PS3、Xbox360）。年間販売タイトル数は10タイトル前後を予定する。併せて、「FALLOUT3」日本版の発売が決定したことも明らかにした。「FALLOUT3」は核戦争によって荒廃した世界を舞台に展開する次世代RPGゲーム。「The Elder Scrolls IV:OBLIVION」を手がけたスタッフが開発を行う。発売は2008年を予定。

　今回の日本進出について、高橋ゼネラルマネージャーは「販売本数14万本という日本国内での『オブリビオン』の成功を受けて、アジア進出を決めた。単に自社のタイトルを販売するだけでなく、他社の製品でも良質なものは積極的に取り扱っていきたい」と話した。

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