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Xbox360が更なる進化へ―RPGソフトの強化で支持層拡大を狙う

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■ RPGを中心に、Xbox360ソフトの展開を強化―ホーム&エンターテイメント事業本部長泉水敬さん

長泉水敬さんイベント初めにマイクロソフトのホーム&エンターテイメント事業本部長泉水敬さんが登壇。「Xbox360は発売から2年半が経過しているが、その間私たちはユーザーの皆さんに最高のゲーム体験をご提供したいという思いから、ゲームタイトルの充実や最高のオンラインサービスの提供、そして魅力的なユーザーコミュニティーの構築に努めてきた。特にゲームラインアップについては、ユーザーの皆さんに自信をもっておすすめできるゲームをご提供できているのでは」とサービスについてコメント。続いて話はRPGタイトルへと進み「ブルードラゴン」や「ロストオデッセイ」「『The Elder Scrolls IV: オブリビオン」などの発売を例に上げて過去を振り返った後、RPGタイトルラインアップ充実への意気込みと今後の展開を力強く語った。 以下に、今回のイベントで発表されたタイトルをラインアップする。

■ 「テイルズ オブ ヴェスペリア」-バンダイナムコゲームス

テイルズ オブ ヴェスペリアバンダイナムコゲームスは郷田努プロデューサーと樋口義人クリエイティブプロデューサーが登壇し、「テイルズ オブ ヴェスペリア」をXbox 360 用タイトルとして8月7日に発売することを発表。販売価格は7,800円。このほか、最新映像と実機によるデモンストレーションを公開した。
「テイルズ オブ」は全世界で合計1,000万本のセールスを記録し13年の歴史を持つシリーズで、「テイルズ オブ ヴェスペリア」は同シリーズの最新作となるもの。同タイトルのキャラクターデザインは漫画家の藤島康介さんが、アニメーションはプロダクションI.Gが手がける。また、当日発表されたクロスメディア展開を以下に挙げる。

テイルズ オブ ヴェスペリア

テーマソング・サウンドトラック:テーマソングはBONNIE PINKさんの「鐘を鳴らして」を採用。「テイルズ オブ」シリーズで日本語版と英語版の両方を同じアーティストが歌うのはこの作品が初めて。郷田プロデューサーは「既にiTuneストアで配信を行っており、PV売り上げランキング2位を記録するなど好調。BONNIE PINKさんのファンとテイルズシリーズのファンが購入しているようで、作品への注目度が上がっているのではないか」と話している。発売日は同タイトル発売前日の8月6日。日本語版のみCD発売を行う。価格は1,600円。サウンドトラックは8月20日に発売。価格は3,990円。

BONNIE PINKテイルズ オブ ヴェスペリア

テイルズシリーズの専門誌刊行:角川書店より8月7日に第1号を刊行し、その後10月より月刊化。誌面内では同ゲームをコミックやノベルで展開するほか、制作者のインタビューやコラムなどの連載を行っていく予定。

ウェブサイトでの展開:バンダイナムコグループが運営するウェブサイト「NAMCO.ch」と連携してテイルズ作品を振り返る特設ページや、「テイルズ オブ ヴェスペリア」の特設ページを5月から開設。そのほか国内の主要ポータルサイト約30社、携帯電話向け動画配信サイト10社、セットトップボックス8社と提携して特設ページを設けて記者会見の模様やゲームの情報などを配信する。

Xbox360本体との同梱版「プレミアムボックス」:「テイルズ オブ ヴェスペリア」発売にあたり、同タイトルとbox360スタンダードモデル本体、20Gのハードディスクなどのほか、同ゲームの収録台本のレプリカ、Xbox360のオリジナルフェースプレートも同梱した「プレミアムボックス」を数量限定で発売。価格は37,800円

Xbox360Xbox360

■ 「Fable 2」・「Mass Effect」-マイクロソフト

マイクロソフトは山内さんが登壇し、「Fable 2」と「Mass Effect」を発売することを発表。「Fable 2」はイギリスのクリエーターであるピーター モリニューさんが開発を手がけ、世界中から注目を集めているという作品。「Halo」シリーズに続く300万本の売り上げを記録した「Fable」の続編となる。同タイトルはプレーヤーがとった行動が、ゲームの世界観を変えていくスタイルを採用。このほか、同タイトルの注目ポイントは、ゲーム内に自分の居場所があることを感じゲームの世界に戻ってきたいと思えるさまざまなかたちでの「愛」の要素があるということと、前タイトル以上にボタン1つで簡単に武器や魔法を駆使することができるようになった戦闘システム、更にXbox Liveにおける協力プレーが可能になったことだという。発売時期は2008年で、販売価格は未定。

Fable 2

一方の「Mass Effect」は海外では、100 を超えるアワードを受賞したSFアクションRPGで、米・欧州で先行販売し140万本を越える売り上げを記録している。制作はゲーム開発で評判が良いという「バイオウェア」が手がける。山内さんは同タイトルの魅力について「SF映画のようにそのまま感情移入できる重厚なストーリーで、内容的にも非常に評価の高いゲーム」と話している。同タイトルの注目ポイントはキャラクターのカスタマイズ性。性別選択のほか、そのキャラクターの目鼻立ちや輪郭、肌や髪の色、能力にいたるまで細かい設定が可能。「ゲーム内に自分の分身を作り出すことができ、そのキャラクターが成長するのを楽しむことができやすくなる」とコメント。発売時期、価格ともに未定。

Mass Effect

■ 「スターオーシャン4」「インフィニット アンディスカバリー」「ラスト レムナント」-スクウェア・エニックス

スターオーシャン4スクウェア・エニックスは山岸功典プロデューサーが登壇し、これまで発売機種を未定としてきた「スターオーシャン4 THE LAST HOPE」を2009年に発売することを発表し、最新映像を公開した。「スターオーシャン」はトライエースが開発、スクウェア・エニックスが販売を手がけるRPGシリーズ。今回発表となった「スターオーシャン4 THE LAST HOPE」は同シリーズの最新作となるもので、荒廃した地球からの脱却をはかるため新天地を探し宇宙開拓をするというストーリー。現在の制作進行状況は「ゲームとして遊べる程度」で、今後更にチューンアップを行っていくという。システムなどの詳細はゲーム専門誌などで随時公開予定。発売時期は2009年。山岸プロデューサーはプレゼンテーションの中で、「シリーズの中で一番SF色が強い。そのため同タイトルのタイトルロゴも前作からイメージを一新した。また、文明や環境が異なる惑星をいくつも旅するためフィールドバリエーションも豊富で、まさに『スターオーシャン』というタイトルにふさわしい壮大な世界観となっている」と同タイトルについてアピールした。

スターオーシャン4

インフィニット アンディスカバリー続いて、小島創プロデューサーが登壇。2006年、Xbox360向けタイトルとして開発していることを明らかにしたが、発売時期などの詳細情報が不明だった同社とトライエースとマイクロソフトの共同プロジェクト「インフィニット アンディスカバリー」を2008年9月11日に発売することを発表。北米・欧州・アジアもほぼ同時発売となる。販売価格は8,190 円。このほか最新映像と実機によるデモンストレーションを公開した。「インフィニット アンディスカバリー」はアクションゲーム要素が強いため、アクションゲームが得意でない人も遊べるようストーリーの難易度を変更できるシステムを搭載。主人公は英雄と間違われて幽閉されているところから始まり、その英雄が幽閉されていると勘違いして助けに来たヒロインの少女と出会い物語が展開していくというストーリー。アクション性が強い部分もあるがレベルアップや装備品の変更、属性を合わせるなどのRPG要素も盛り込まれており、色々な解き方で持って遊べるよう制作しているという同タイトル。プレゼンテーションの最後に小島プロデューサーは「現在ゲーム制作も最終段階に入っており、ギリギリの調整を行っている。皆さんに同タイトルをご期待頂ければ」と力強く語った。 今回の発表会で公開されたシステムを以下に挙げる。

インフィニット アンディスカバリー

シームレス&リアルタイム:「シームレス&リアルタイム」システムを採用。そのため、装備の入れ替えなどを行っている間もゲーム内の時間は進んでいるので、近くに敵が居ないか確認したうえで行う必要がある。

コネクトアクション:実際に同ゲーム内で操作できるキャラクターは1人だが、一緒に行動を共にするキャラクターの特性や必殺技を利用することができる。ストーリーの展開に必要となるコネクトアクションの際、必要なアイテムがゲームのマップ内に散らばっており、それを発見(「サーチ&ディスカバリー」)、利用して行動(「ディスカバリー&インパクト」)することによってストーリーをスムーズに展開することができるという。

シチュエーションバトル:それぞれの敵に合わせた行動を考え、いかに先に進むかを状況判断していく。またプレーしていくごとに状況が変化していくため、状況判断をその都度行っていかなければならない。状況が変化していく兆候を見逃さず的確に判断することが必要。

宝箱:宝箱もそのままアイテムを獲得できるものと鍵がついているものがあり、開けられる状態になってから改めて取りに来ると確実にアイテムを獲得できるが、その場で鍵を壊してアイテムを獲得することもできる。しかし、そのアイテムを獲得できず宝箱を壊してしまう可能性もあるなど、プレーヤーの選択の幅をこのような部分でも広げているという。

ラスト レムナント最後に上田信之プロデューサーが登壇し、紹介したタイトルは「ラスト レムナント」。昨年開催された「SQUARE-ENIX PARTY 2007」で情報を一部公開した後、発売時期など詳しい情報が明らかになっていなかった同タイトル。同発表会では、発売時期・地域の情報を明らかにした。
初めに、同タイトルをXbox360で先行販売することを発表。他社のゲーム機での発売時期は未定だという。販売地域に関しては、以前までは日本と北米のみだったが、更に欧州地域を正式に追加。「日本・北米・欧州」字幕での対応となり、英語を含む欧州5言語での販売を行う。発売時期は今冬。7月のE3で同タイトルの更なる詳細を明らかにするという。併せて、実際のプレー映像を撮影・編集した同タイトルの最新トレーラーを公開。同トレーラーはXbox360のオンラインサービス「Xbox Live マーケットプレース」でも配信中。

ラスト レムナント

■Xbox360のRPGジャンルの今後―「更なる世界観を持つRPGで新しい感動を」

泉水さん最後に再び泉水さんが登壇し「発表タイトルを見ていると、私も個人的にもワクワクする。今後もXbox360ではRPG以外にも素晴らしいタイトルをリリースしていくが、今回はXbox360に最高の発表会を開催した」とコメント。「今後も各タイトルを紹介して頂いたメーカーとともに新しい世界のRPG、新しい感動をユーザーの皆さんにお届けしていきたい」と意気込みを語った。

【おわりに】

RPGタイトルの充実により、更なる進化を遂げようとしているXbox360。大手ゲームメーカーが次々とXbox360のRPGジャンルに参入するのを見て、同ハードに期待感を抱くユーザーが更に増えたのではないだろうか。アキバ経済新聞ではXbox360の更なる進化を期待しつつ、今後の新作タイトルや様々な展開に注目していきたい。

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