秋葉原に拠点を置く富士ソフト(本社=横浜市中区)は4月1日から、企業向けアプリケーション「Google Apps スタートパック」の販売を開始する。
同アプリケーションは、「Google Apps Premier Edition」導入時に、評価のためのテスト運用をメニュー化した同社独自のサービス。提供開始の背景には、昨年6月に「Google Apps Premier Edition」の販売を開始した際、企業向けに管理者マニュアルなどの文書が整備されていないことや、テスト運用から本導入にまでに大幅な時間を要することがあるなど、円滑な導入を妨げる要因があったという。そこで同社は、管理者教育やサイト上でのサポートを含むテスト運用のメニュー化によって、ユーザーが同アプリケーションの導入をより円滑に進めることができるよう、スタートパックをサービス化した。
サービス概要は、アカウント数=Google Apps Premier Edition 10アカウント、サービス対象=Google Apps Premier Edition・Google Message Security and Discovery、サービス範囲=Google Apps Premier Editionのユーザー操作、管理者設定・機能及びサービスの仕様に関すること、教育=Google Apps管理者教育1回(5人まで)、マニュアル=Google Apps管理者用一式。価格は20万円で、サービス期間は2カ月。
同社は今後、同パックを3年間で150社へ導入することを目標に掲げる。