秋葉原の老舗喫茶店「古炉奈」が閉店へ-街に根を下ろして40年超

画像=古炉奈外観

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 JR秋葉原駅電気街口近くの喫茶店「炭火珈琲庵『古炉奈(ころな)』」(千代田区外神田1)が6月14日、閉店を迎える。運営はマルマツ産業。

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 同店は、同所で電気店として展開していた松波無線の本部が移転した1966(昭和41)年、喫茶店としてオープン。当時、店頭にいた販売員たちのたまり場として「コロナ」の名で親しまれていた。その後、1973(昭和48)年のオイルショックを経て、家電の街からオーディオの街へと姿を変えた秋葉原の街に対応するため現在の様相に改装し、「炭火珈琲庵『古炉奈』」として1989(昭和64)年10月31日にリニューアルオープンし、現在に至る。

 広々とした店内には、欧米のカップが並ぶ広いカウンターや重厚な色彩の松本民芸家具を配置。厳選した豆を使った炭火で焙煎(ばいせん)したコーヒーを中心にカレーやケーキなども提供するほか、17時以降はアルコールも用意した。店内には会議室も併設していたことから、打ち合わせに使用するビジネスマンの姿などが見られた。

 今後の展開について同社は、「同店を業態変更し、(アニメやゲームに登場する)中世ヨーロッパの世界観をコンセプトに欧風ギルドレストラン『グランヴァニア』に改装する」としている。業態変更後のオープンは7月下旬を予定。

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