秋葉原UDX横・JR高架下に開業予定の商業施設「CHABARA」(千代田区神田練塀町)の中核テナントとして7月、「日本百貨店 しょくひんかん」が出店することが明らかになった。
「日本百貨店」は、山手線御徒町駅・秋葉原駅を結ぶ高架の中間地点にある商業施設「2k540」に2010年12月にオープン。「モノづくり」「日本の優れもの」をテーマに、職人の手による工芸品や、地域ごとの風土の中で生まれた食品など日本全国津々浦々からモノづくりにこだわった商品を集め、紹介している。手掛けるのはコンタン(渋谷区)。
同社は今回、「CHABARA」全体の90%を占める食のテーマパークとして「日本百貨店 しょくひんかん」を開業することを発表した。「体験・体感・食を楽しむこと」をテーマに、食の生産者と消費者の直接の出会いの場を提供。「消費者が日本のおいしいモノ、そのモノづくりの背景に出合うことで歴史や風土を学び、日本を愛する、そんな出合いのきっかけになる場所づくりを目指す」(同社)という。
売り場面積は約180坪。「駿河屋賀兵衛」(静岡)の塩辛や「黒田吉五郎商店」(山形)の乾燥野菜、「柚冬庵」(徳島)のユズをはじめ、全国の作り手や産地とコラボし商品展開を図る。菊水酒造(新潟)の「KURAMOTO STAND」、黒姫和漢薬研究所(長野)の「CAFE DE KAMPOH」などの飲食店も構える。
さらに、「缶詰博士・黒川勇人の『ほんとはおいしいニッポンの缶詰』」「ギフトコーナー『全国オミヤゲよりどりみどり』」などの特設コーナーを併設。
「日本百貨店」以外では、鎌倉の精進料理「鎌倉不識庵」、「やなか珈琲」が出店する。
営業時間は11時~20時(予定)。