東日本大震災復興支援プラットホーム「わわプロジェクト」は3月9日から、アーツ千代田 3331(千代田区外神田6)で「3.11映画祭」を開催する。
「わわプロジェクト」は2011年4月、同施設統括ディレクター・中村政人さんがプロジェクトディレクターとなり、震災復興支援のための文化的・社会的プラットホームを目指して始動。現地でのリサーチと取材を行い、街に息づく文化を大切にしながら活動する復興のリーダー的存在となる人物を取材し、その声を伝えるための映像インスタレーションやウェブサイト、紙媒体を制作・発表している。
2012年3月にはアーティストや建築家による支援プロジェクトを紹介する企画展「つくることが生きること 東日本大震災復興支援プロジェクト展」を開催。同年9月には支援プロジェクトの紹介やインタビュー、写真を収めた書籍「つくることが生きること -東日本大震災復興支援プロジェクト-」を発売した。
今回の映画祭では、さまざまな道のりで復興へ向かう人々や原発事故に翻弄される人々の日常を追った作品など、それぞれの監督が多様な視点から捉えた東日本大震災に関するドキュメンタリー映画約30本を一挙に上映するほか、監督や出演者、復興活動に携わる人々によるトークイベントや復興支援プロダクトの販売、関連展示なども行う。
同プロジェクト担当者は「東日本大震災から4年目を迎え、新たな局面へと向き合いつつある今だからこそ、各作品が映し出す現実や、投げかける問いを皆さんと一緒に共有できれば幸い」とコメントする。
料金は、一般1回券=1,000円、前売り1回券=700円ほか。今月30日まで。