アーツ千代田 3331(千代田区外神田6)で5月25日から、特別企画展 「天下祭と山王さん~江戸っ子は、山車に絵巻に、木遣(や)り唄~」が開かれる。
日枝神社(千代田区)で来月開かれる山王祭に合わせて行われる同展。祭の成り立ちや時代とともに変遷を遂げてきた様子を、山車人形や絵巻、びょうぶ、古写真や映像資料で紹介。
中でも、茨城県石岡市金丸町の祭で使われている高さ約2メートルの山車人形「弁財天」(レプリカ)、幕末の浮世絵師・河鍋暁斎によって描かれたといわれている御神酒所幕(複製)、千社札、江戸町火消錦絵師・岡田親氏が描く鳶頭の展示や、1958(昭和33)年の山王祭を撮影した貴重な8ミリフィルム映像が見どころだという。
会わせて、祭の初めに独特な節回しで歌われる「木遣り」体験、千社札でも使われている「江戸文字」を習う講座などの関連イベントも実施する。
入場料は300円(千代田区民、高校生以下、65歳以上、障がい者手帳持参者は無料)。開催時間は12時~19時。6月22日まで。関連イベントのスケジュールなどは同展特設サイトで確認できる。