秋葉原のご当地キャラクター「ちょうせい豆乳くん」が2月、ハーフマラソンに挑戦すると発表した。
「ちょうせい豆乳くん」は、秋葉原に店を構えるカフェ「issa」(千代田区神田須田町2)を運営するあべひろやさんの落書きから誕生したキャラクター。2013年7月、日本豆乳協会公式マスコットキャラクターに任命され、豆乳をPRする傍ら、秋葉原非公認ご当地キャラクターとして活動中。最近では、製作費2万5,000円の使い古した着ぐるみをインターネットオークションに出品したり、他キャラクターのネタをまねしたりするなど、「残念なキャラクター」「イマイチなキャラクター」として知名度を上げている。
今回、「ちょうせい豆乳くん」は1月18日に横浜・赤レンガ倉庫で行われた「FMヨコハママラソン」10キロの部に挑戦し完走した。タイムは、制限時間まであと3分に迫る66分59秒。
「ちょうせい豆乳くん」によると、「ゆるキャラが10キロ完走って史上初なんじゃない?豆乳くん、走るのは本当に苦手だったの。3カ月前にトレーニングを始めた時は1キロ走ったくらいでゼェゼェだったからね。でも毎日走り続けて10キロも完走できるようになったわ。この調子で次は『ふかやシティハーフマラソン』ね」と、「ふかやシティハーフマラソン」(2月22日埼玉県深谷市開催)ハーフの部(21.0975キロ)への挑戦を表明。
マネジャーのあべさんは「今回の豆乳くんの挑戦は、夢を追うことの縮図だと感じた。気合十分でスタートしたが、後半では大きくペースダウン。特に7~8キロあたりではなかなかペースを上げられず、一般のランナーにかなり抜かれてしまった。それでも彼は立ち止まることなく走り続け、制限時間内に完走することができた。夢を抱いている若者、夢のために努力している人、夢を忘れかけてしまった大人、そういった人たちが豆乳くんの挑戦する姿を見て何かを感じてもらえれば」と話す。