アキバ経済新聞2017年上半期ヘッドラインニュースPV(ページビュー)ランキング1位になったのは、東京メトロの駅長の定年退職サプライズに関する記事だった。
同記事は、終電後の秋葉原駅で定年退職を迎える石山駅長に社員がデジタルサイネージを使ってねぎらいやはなむけのメッセージを送ったサプライズ企画を伝えたもの。感動する動画として話題を集めた。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 東京メトロ、終電後深夜の秋葉原駅で駅長定年退職サプライズ(3/28)
2. 秋葉原の旧万世橋駅ホーム跡「カフェ&和酒 N3331」、閉店へ(3/29)
3. つくばエクスプレス、営業実績発表 乗客右肩上がりに(6/13)
4. 「なか卯×劇場版SAO」コラボ企画 秋葉原では店舗ラッピングも(2/6)
5. 江戸の華「神田祭」、始まる 200基のみこしが神田明神へ(5/12)
6. つくばエクスプレス、駅トイレに新サービス(5/23)
7. 秋葉原の電脳雑貨店「三月兎」最後の店舗が閉店 開業から15年(2/7)
8. 秋葉原の肉バルに総重量2.9キロのデカ盛り早食いメニュー(6/22)
9. 「トライアミューズメントタワー」が運営新たに イベントホール併設も(5/22)
10. 「猫カフェ」に求めるもの調査結果 秋葉原の猫カフェが調査(1/11)
2位にランクインしたのは、旧万世橋駅ホーム跡で「世界で最も電車に近いカフェ&バー」として営業していた「N3331」閉店の記事。ガラスで覆われた客席の両サイドを駆け抜けていく中央線を眺めながら食事できる珍しい店舗だったことから閉店を残念がる声が目立った。
3位と6位は、つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道の業績と新サービスを伝えた記事。沿線の再開発による人口の増加とともに利用客が右肩上がりの同社の動きに対する関心の高さをうかがわせる結果となった。
4位は「劇場版 ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール」の公開を記念した「なか卯」とのコラボについて。同店の制服姿や店内で食事をするキャラクターたちの描き下ろしイラストを使ったオリジナルカードが進呈されることから、ファンが熱視線を送った。20位以内にも、同作品×「キュアメイドカフェ」や「ガールズ&パンツァー」×「ココス」などアニメと飲食店のコラボ企画に関するニュースがランクインした。
8位は肉バルのデカ盛りメニュー。皿に山盛りの肉が盛られた画像の衝撃が大きくアクセスを稼いだ。
9位の「トライアミューズメントタワー」は、音楽ゲームや格闘ゲーム、レトロゲームが充実したゲームセンターとして知られていたが、系列店がアニメ作品の偽グッズを取り扱っていたことから摘発を受けるなどの騒動があり、運営会社が変更。店舗名も新たに「エターナルアミューズメントタワー by Asobox」として再出発した。
街の動きとしては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、外国人観光客向けのメイドカフェやホテル、タトゥーが入った利用客の入浴受け入れなどインバウンド関連事業が目立った。そのほか、実際に体験しないと良さが分かりづらいVRを利用してもらおうと複数の企業が開設したVR体験施設・コーナーが話題に上がった。