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つくばエクスプレス、9期連続経常黒字 開業後初の累積損失解消も

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 つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(千代田区神田練塀町)が6月7日、2017年度の営業実績を発表した。

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 同社によると、年間輸送人員は1億3390万8000人(定期=8848万3000人、定期外=4542万5000人)。1日当たりの旅客輸送人員は37万人で前年度から約1万6000人増加。国内景気の緩やかな回復や沿線の開発の進展などにより堅調に推移しているという。

 決算では、旅客輸送人員の増加を反映して営業収益は447億6,300万円(前年度比14億8,800万円増、3.4%増)。営業費は、電力単価の上昇に伴う動力・水光熱費の増加や修繕費の増加などがあったが、固定資産除却費の減少により368億800万円(同2億2,700万円増、0.6%増)。この結果、営業利益は79億5,500万円(同12億6,000万円増、18.8%増)となった。

 経常利益は61億4,800万円(同11億3,800万円増、22.7%増)となり、2009年度から9期連続で経常黒字。

 当期純利益は46億100万円(同9億円増、24.3%増)。これにより前期末に22億2,000万円あった累積損失が解消し、2005年8月の開業後、初めて利益剰余金23億8,100万円を計上した。

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