秋葉原UDX(千代田区外神田4)4階「NEXT-1」と「ギャラリー」で8月7日、記念式典・展示会「ヒトと交錯するキカイたち」が開かれる。
「機械の日」は、日本機械学会が機械の意義や役割を広く社会と共に考え、人間と機械のふさわしい関係を模索するため、産官学の関係各方面と協力して、記念日と記念週間を2006年に制定。各種事業を企画開催することにし、七夕の中暦に当たる8月7日を「機械の日」、8月1日~7日を「機械週間」(メカウイーク)とした。七夕は、技巧上達を祈念する中国の「乞巧奠(きっこうでん)」に由来し、奈良時代に日本に伝来した。「たなばた」の読みは、この日に神にささげる御衣を「棚機(たなばた)」という当時の織機で織り上げたことにちなむ。
当日、同会場ギャラリーではロボットと触れ合えるコーナーなど、さまざまな機械・ロボットが集結。ロボットスーツHALを実際に装着できるコーナーや日立が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」、豊橋技術科学大学 岡田美智男研究室の「弱いロボット」ほか最新機械の展示、AIおもちゃ体験コーナー、人工知能擬態化イラスト展示などを行う。
併せて、同会場NEXT-1では、「ANAグループが描く瞬間移動手段『AVATAR』の取り組みについて」(13時30分~14時30分)、「Hondaのヒューマノイドロボット研究とその応用」(14時30分~15時30分)をテーマにした記念講演、「絵画コンテスト表彰式」「ジュニア体験教室」(10時~12時)、「機械遺産認定式」(16時~16時45分)も開催する。
日本機械学会は「機械は人の動きに近づくことで人との関わりを強め世界を変えていく。これらの機械を紹介することで、参加者と機械技術や製品、それらを生み出す機械技術者に興味をもってほしい」としている。
開催時間は10時~17時。入場無料(事前登録不要)。対象は小学生~社会人。