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シド・ミードさん34年ぶり日本個展 軌跡たどる原画150点展示

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 「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」が4月27日から、アーツ千代田3331(千代田区外神田6)で始まる。

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 「ビジュアル・フューチャリスト」として知られるインダストリアルデザイナーのシド・ミードさんの活動歴の中から150点を展示する原画展。日本での個展は34年ぶり3回目で、今世紀初開催。展示は4つのパートで構成する。

 「PROGRESSIONS」は、60年にわたるキャリアの中から自薦したオリジナル作品50点、初期の水彩画から最新作までを一堂に展示する。ビークル、建物、宇宙や初期作品集「センチネル」や「オブラゴン」などのカバーアートを含む。

 「The Movie Art」は、ミードさんが初めて映画に関わった「スタートレック」(1979年)、SF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982年)などの多数のハリウッド映画からデザインスケッチやイラストを展示する。さらに未制作映画から未発表の初期デザイン、プロモーション用アートを世界初公開する。

 「TYO Special」は、日本でのプロジェクトにフォーカス。アニメーションの2大キャラクターに挑んだ「YAMATO 2520」のCADによる設計図やイラスト、テレビアニメ「∀ガンダム」からはモビルスーツのデザインやポスターアートなどを展示。HONDA、国際スポーツフェアなどの作品群を交えた世界初公開も。

 「Memories Of The Future―Matsui Collection」は、日本人コレクターである松井博司さんをキュレーターに迎え、ミードさんのアイデア、デザイン、イラストレーションの軌跡や制作過程、世界初公開の秘蔵原画を展示する。

 「∀ガンダム」で主人公ロラン・セアック役を務めた朴路美さん(「路」は王へんに路が正式表記)による音声ガイドの貸し出しも用意する。利用料は500円。

 同展を企画するのはスカイフォール(埼玉県所沢市)。同社は「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」などアニメ業界でヒット作を手掛けたアニメプロデューサーでサンライズ退社後、フリーランスを経てアニプレックス立ち上げ時に制作統括として参画し、その後A-1 Pictures社長、アニプレックス社長・会長を歴任した植田益朗さんが社長を務める。

 開催時間は11時~20時。入場料は当日=2,000円ほか。5月19日まで。

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