神田明神(千代田区外神田2)を中心とした「神田祭」が5月9日、始まる。
「江戸三大祭り」の一つに数えられる「神田祭」。今年は2年に1度の本祭で、秋葉原をはじめ神田、日本橋、大手・丸の内など神田明神の氏子108町会はお祭りムードに包まれている。今年の日程は以下の通り。
9日=「鳳輦神輿(ほうれんみこし)遷座祭」。本殿から三柱の御祭神の御神霊(みたま)を鳳輦・みこしに移す神事が執り行われる。
10日=「氏子町会神輿神霊入」。氏子町会108カ町のみこし200基に明神の神霊を移す。
11日=「神幸祭」。3基の鳳輦・みこしをはじめ諌鼓山車や獅子頭山車などにぎやかな祭礼行列が氏子の町々を巡回。神幸祭の道中、「附(つ)け祭」の行列も加わる。
12日=「神輿宮入」。各連合・町会の大小200基を超えるみこしが神田明神宮入参拝を目指し出発。境内には朝から晩まで氏子自慢のみこしが宮入参拝し、人で埋め尽くされる。
14日=1962(昭和37)年に始まった表千家家元のによる献茶の儀式「献茶式」と、金剛流薪能を披露する「明神能・幽玄の花」。
15日=「例大祭」。氏子108町会の代表者などが多数参列する中、神職が日本の繁栄と平和、氏子の幸せを祈る。
合わせて、「僕のヒーローアカデミア」「ご注文はうさぎですか??」「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」などアニメ作品とのコラボレーションも展開。法被やみこ装束を身に着けたキャラクターのポスターを氏子町会で掲示したり、グッズを販売したりしている。