ジェイアール東日本都市開発(渋谷区)が7月19日、秋葉原-御徒町駅間の高架下に新たな施設を開業すると発表した。
高架下スペースの再生を図る計画を推進しているJR東日本グループ。秋葉原-御徒町駅間を「歩きたくなる高架下」として利用してもらうのを目的に愛称「AKI-OKA」と名付け、2010年の「2k540 AKI-OKA ARTISAN」開業を皮切りに秋葉原の「ちゃばらAKI-OKA MARCHE」、「御徒町らーめん横丁AKI-OKA GOURMET」などテーマを設けた開発を行ってきた。
今回発表した計画は主にJR秋葉原駅側約160メートル区間。集合店舗と宿泊施設の建設を明らかにした。
集合店舗は4棟で構成。「日本の技術」をテーマにかつての電気街を意識したこだわりある専門店が入る。倉庫や工場をデザインモチーフに無骨で飾らない建物の中では、オーディオやカメラなど電気街を生み出した「秋葉原らしい」商品の販売や中古買取販売、修理などの物販エリアと蒸溜所など食の技術を感じる飲食エリアを展開する。
併せて、高架下に宿泊施設を開発。国内観光客、訪日外国人や近隣ワーカーなどをターゲットに「価格帯を抑えつつも居心地の良いホテルを提供する」という。
敷地面積は約4000平方メートル(集合店舗4棟、宿泊施設1棟)。集合店舗は2019年秋から順次、宿泊施設は11月の開業を予定する。