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つくばエクスプレス、2019年度営業実績 11期連続経常黒字で最高益77億円

今年3月にデビューした新型車両「TX-3000系」

今年3月にデビューした新型車両「TX-3000系」

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 つくばエクスプレス(以下、TX)を運営する首都圏新都市鉄道(千代田区神田練塀町)が6月30日、2019年度の営業実績を発表した。

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 2019年度の一日当たりの旅客輸送人員は、約39万5000人(前年度比約9000人増)。年間輸送人員は1億4310万6000人(定期=9662万3000人、定期外=4648万3000人)。同社によると、年度当初から緩やかな景気回復傾向が続いたことや沿線開発が堅調に進展したことにより、利用数が順調に推移した一方で、今年3月は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により一日当たりの輸送人員が前年度に比べ約20%減少したという。

 決算では、旅客輸送人員の増加を反映し、営業収益は468億500万円(前年度比4億6,500万円増、1.0%増)。営業費は、修繕費・人件費は増加したが、開業時に購入した営業用車両30編成に対する減価償却費が減少したことなどにより371億5,100万円(同11億5,500万円減、3.0%減)。

 結果、営業利益は96億5,300万円(同16億2,000万円増、20.2%増)。経常利益は76億6,800万円(同15億8,100万円増、26.0%増)。2009(平成21)年度から11期連続で経常黒字となった。当期純利益は、60億600万円(同19億2,000万円増、47.0%増)。

 2020年度については4月・5月に改札利用客が前年度比63%減と大きく影響が出ており、「現状では利用者の今後の動向が不透明で厳しい状況になることも想定している」という。

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