秋葉原の「大正浪漫(ろまん)喫茶 秋葉原和堂(なごみどう)」(千代田区外神田6)が1月31日、閉店した。
「大正浪漫と調合」をコンセプトにしたカフェ、ネットカフェ、漫画喫茶として2020年11月にオープンした同店。背の高いアンティークの扉が来店客を迎え入れ、ステンドグラスや英国アンティークの棚、大正時代の古書などに囲まれたカフェスペースで飲食を提供するほか、コミック・書籍・古書を約1万冊取りそろえ、個室(1人~3人)も併設していた。
同店の前身となる「和 Style.Cafe AKIBA」が2005(平成17)年11月11日に開業。「和」をコンセプトにしたインターネットカフェとして営業してきたが、新型コロナウイルスの影響により2020年4月から休業していた。5月には営業再開が困難な状況に陥り、再開に向けての方法を模索しながら閉店準備も同時に進めていた。
同店広報担当者によると休業期間中、店舗の存在意義やこれからの時代に必要な店について考えている中、さまざまな縁から力添えがあり営業再開が決定。旧店舗のメンバーで考えていたことと新たなメンバーで議論を交わし、15年間営業した「和 Style.Cafe AKIBA」の「DNAを引き継ぎ」ながら、屋号・業態・内装・コンセプトを大きく変更し新たな店として営業してきた。
しかし、1月24日に突如、閉店を発表した。閉店理由は明らかにしていない。