デジタルハリウッド大学(千代田区外神田1)で6月13日、映画監督リュック・ベッソンさんが特別授業を開催した。
同授業はリュック・ベッソンさんの新作映画「アーサーとミニモイの不思議な国」の公開を記念して行われたもの。同作品は、ライブアクションと3Dアニメーションが融合したファンタジーアドベンチャー。主人公の少年アーサーは、失跡した冒険家のおじいさんが残した古い書物を発見し、そこに記されていた「ミニモイ族」と「7つの王国」の秘密、「財宝の地図」を探る冒険の旅に出るストーリー。
今回の特別授業は同校生徒の質問にリュック・ベッソンさんが答えるティーチイン形式で開講。「こんばんは」と日本語での挨拶で始まり、学生らの質問に「作品を構想する際のヒントは、瞳を開き五感を働かせればインスピレーションはどこにでもある」と答えたほか、「監督のように優れた作品を作るには」との問いには「誠実さ、オープンな心、与えること。それに導かれていけば、道は誤らないと思う」などと受講者にアドバイスしたほか、「早く皆さんに映画を見てほしいが、ネットからのダウンロードはやめてくださいね(笑)」など、時にジョークを交えた授業となり、学生らを前に終始ご機嫌な様子の監督だった。
同作の日本での一般公開は初秋を予定。