「脱NEET」がキャッチフレーズの
●ボク達のハローワーク―萌え職業案内所
女性キャラクターのカラーイラストとともに紹介する職業ガイド本。「クリエーティブ系」「スポーツ系」「マスコミ系」「資格が必要な仕事」「まだまだある こんな仕事」の5項目に分け、計62の職業を紹介。それぞれの仕事の内容や現状、長所・短所、などのほか、「体力」「知力」「モテ度」などのステータスをパーセンテージで表記する。ラインアップする職種は「漫画家」「F1レーサー」「総理大臣」「教祖」「自宅警備員」など多種多様。「いつでもどこでも、転職活動(的なこと)ができちゃう」という同書を使って、脳内転職活動をするのも楽しい。
・出版社=ビデオ出版
・発売=2008年2月
・販売価格=1,500円
男たるもの一歩外に出れば…
●萌え萌え格闘技事典
「あの格闘技とこの格闘技、一体どう違うのか?」「格闘ゲームの主人公の流派って一体どんなものなのか?」そんな疑問に答えるのが同書籍。空手や、柔道、相撲、琉球王族に伝えられてきた幻の武術「御殿手」のほか、中国の少林拳、太極拳、蟷螂拳、ボクシング、カポエイラ、モンゴル相撲など古今東西の格闘技を、美少女イラストとともに紹介。解説パートの「格闘家列伝」では大山倍達、モハメド・アリ、双葉山など「伝説の人」も登場する。美少女×格闘技という組み合わせ…、あると思います。
・出版社=イーグルパブリシング
・発売=2008年7月
・販売価格=1,575円
あの武将も萌えた!
●萌え萌え三国志事典
三国志のメーンとなる魏、呉、蜀、それぞれの国で大活躍したなじみの有名武将や、張角、董卓、呂布、袁術など、1,000人以上いる登場人物の中から厳選した45組49名の武将をイラストレーターらが描く女性イラスト化し、カラーページでピックアップ。解説部分では「三国志」のあらすじのほか、各武将にまつわるエピソードや、正史と演義のちがいについても記載する。また、数ある三国志作品のうちどれを読めばいいか、「読者にピッタリのお勧め作品」も「三国志作品解説」の項目で紹介。三国志に興味はあるけどちょっと難しそう…という人にオススメだという。
・出版社=イーグルパブリシン
・発売=2009年1月23日
・販売価格=1,575円
あまーいあまーい組み合わせ
●萌え萌えランジェリー図鑑
トップからボトムまで59種のランジェリーを解説する女性用下着図鑑。下着を着用する女の子のイラストと、実物の写真をセットで紹介し、2次元と3次元両サイドからランジェリーの秘密に迫る。解説では、形状・用途、着用背景などを記載するほか、「着用年齢」「利用場面」「素材」「価格帯」などの項目や、グラフの表記も。紳士の皆様方には気にはなるけど声に出しては聞き辛い女性向けランジェリー。同書籍でおにゃのこの秘密をの覗き見じゃ!
・出版社=イーグルパブリシング
・発売=2008年3月
・販売価格=1,575円
悪い子には…
●萌え萌えお仕置きアイテム事典
東洋・西洋問わず、世界の拷問道具や処刑器具40種を、美少女イラストを使用して解説するもの。「痛さ順」に掲載し、器具ごとに「分類」「期間」「用途」などの項目も設ける。また、拷問好きの歴史上の人物としてヴラド3世や豊臣秀吉などの紹介も。「ココロにジワジワ」「カラダにチクチク」身の毛もよだつ拷問道具の怖さと、美少女イラストがかもし出す甘さのコントラストを楽しみたい人に○(かも)。
・出版社=イーグルパブリシング
・発売=2008年4月
毒をもって萌えを制す…
●萌え萌え有毒生物図鑑
体の小ささや、力の弱さなどのハンデをくつがえす、「毒」という武器を手にした約50種類の有毒生物を、擬人化イラストとともに紹介する同書籍。カバーイラストを手がけるのは中村博文さん。内容は、「海」「陸」「蛇」「昆虫」「植物」の5ジャンルに分けて有毒生物を解説するほか、擬人化の元になった有毒生物のイラストも同時に紹介し、その魅力に迫る。また、有毒生物にまつわる各種エピソードや豆知識の掲載も。恐ろしくもユニークな有毒生物の魅力を堪能してみては?
・出版社=イーグルパブリシング
・発売=2009年2月
・販売価格=1,575円
ナノメートルサイズの美少女たち
●ELEMENT GIRLS 元素周期 萌えて覚える化学の基本
同書は118の元素記号それぞれに「萌えキャラ」を設定した元素記号辞典。原子番号1の水素から番号118のウンウンオクチウムまでの118元素を化学的性質、利用法などを元に擬人化したのが特徴。ビジュアル解説のほか、原子量、融点・沸点、密度、原子価、存在度、同位体の基本データに加え、発見年・発見者、存在形態などの情報も掲載する。各元素の発見エピソードや化学的性質、最新の用途例などについても記載。「学習的なことと、ビジュアルを関連づけたら覚えやすいのではと企画した後、元素記号の擬人化に至った。ビジュアル以外の面でもわかりやすく学習できるようにしている」(広報担当者)という同書籍。学生時代覚えられなかった元素周期を今から勉強しちゃう?
・出版社=PHP研究所
・発売=2008年11月1日
・販売価格=1,995円
軍事も萌える!
●萌えよ!戦車学校 シリーズ
2005年。今までの戦車本ではありえなかった「戦車と美少女のコラボ」という新らたな形式でリリースされた「萌えよ!戦車学校」。戦車のメカや、戦術、各国の戦車、歴史などを記した戦車ガイドブックとして展開し、戦車ファンと「ミニスカ×ニーソ好き」から注目を集め、発売から3日で完売したほか、Amazon.co.jpのランキングでは最高1位を獲得するなどの反響を見せた。
続く2006年、「萌えよ!戦車学校」の第2弾となる「萌えよ!戦車学校II」がリリース。テキストパートは第二次大戦列強各国の主要戦車と戦車戦術を紹介。イラストパートでは、新キャラが登場したほか、漫画の増量などでパワーアップを図った。
そして2008年、第二次世界大戦の著名な戦車バトルを紹介する「萌えよ!戦車学校III」を出版。雑誌「MC あくしず」に掲載された原稿に大幅な加筆・訂正を加えたものをメーンに、ポーランド進攻戦、巻頭カラーマンガ、ピンナップなど描き下ろし原稿を追加。また、描き下ろし特別企画として、戦時中にドイツ陸軍の戦車兵が使用していた、ティーガー重戦車の説明書「ティーガーフィーベル」を「萌え戦」風に翻案して掲載。「萌えミリ」の勢いはとどまるところを知らない…。
※「萌えよ!戦車学校III」
・出版社=イカロス出版
・発売=2008年6月
・販売価格=1,700円
陸自がこんなにかわいいとは…
●萌えよ!陸自学校
戦車入門書「萌えよ!戦車学校」の番外編の同書籍。「陸上自衛隊」をテーマに、戦車や装甲車、機関銃や小銃、ミサイルやヘリコプターなどの装備や、組織、部隊編制、運用、歴史を解説。真面目に楽しく色っぽく陸上自衛隊を紹介しているという同書籍。軍事ファン、自衛隊ファン、萌えミリタリーファンの方、いかが!?
・出版社=イカロス出版
・発売=2008年1月
・販売価格=1,700円
旅のお供に
●萌えタイ
タイの文化や風習などさまざまなトピックを、ノベルとイラスト、本文を使い「やさし~く」レクチャーする旅行ガイドブック。「萌え×タイ×ノベル」という異色の組み合わせが特徴。著者は藤井伸二さんで、イラストは鮭さんが手がける。内容は、主人公シンジがタイからの留学生アムの里帰りに付き合いタイを訪れることからストーリー仕立てで展開。シンジとアムがタイ国内を旅行しながら、「微笑みの国」について解き明かしていく。読者は、ふたりの珍道中を追いかけていくうちに、タイについての知識が自然と身についていくこと間違いなし!?
・出版社=イカロス出版
・発売=2006年12月
・販売価格=1,575円
エロく楽しい日本神話
●萌ゆる古事記
日本最古の歴史書で、日本神話の原典としても知られる「古事記」。「神話=古臭い」というイメージがあるが、近年、日本神話を扱うマンガ、アニメ、ゲームなどの影響もあり、中高生や20代など若い世代にも古事記に興味を持つ層が増えているという。そのような若い世代に向け、古事記を現代風に解説したのが「萌ゆる古事記」。手がけるのは、ライトノベル作家の鈴木ドイツさんと美少女イラストレーターの田中松太郎さん。ギャグやお色気シーンを混ぜ、「アマテラス」や「大国主」「ヤマトタケル」などを描いていく。
・出版社=イカロス出版
・発売=2008年11月
・販売価格=1,500円
萌えとストイックのバランス◎
●新・萌えるヘッドホン読本
オーディオライターの岩井喬さんが2007年、同人誌として刊行したヘッドホンガイドブック「萌えるヘッドホン読本」。同書は、大きな反響を呼び、用意していた初版が1週間でほぼ完売。「幻のプレミア同人誌」と呼ばれる存在になった後、商用版として新規15機種と15点の書き下ろしイラストを加えて百夜書房からリリースされたのが「新・萌えるヘッドホン読本」だ。内容は、1機種につき見開き1ページを使用し、左にヘッドホンを着用した少女のイラストを、右に岩井さんの細かな音質レポートを掲載する。ヘッドホン=41機種と、ヘッドホンアンプ=6機種、メーカー=AKG・audio-technica・BOSE・GRADO・KENWOOD・SENNHEISER・SHURE・SONY・STAX・ULTIMATEEARS・ULTRASONE・VICTORなど多数紹介。合わせて、アクアプラス「Pure-AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS」制作秘話やバンダイナムコゲームスサウンドチーム、川井憲次さん、ソニーのヘッドホン開発者、STAX社長など、ヘッドホンに関わるソフト側・ハード側の要人へのインタビューの掲載も。萌え本よりもオーディオ雑誌を読んでいるような硬派な内容と本気度に驚く同書籍。ストイックなヘッドホンレビューを読みながら商品研究するのも、登場するヘッドホン娘たちがどんな音楽を聞いているのかを想像しながら読むのも楽しい1冊。
・出版社=白夜書房
・発売=2008年6月
・販売価格=1,890円
【おわりに】
トータルで12種類の萌え実用書・入門書をご紹介してきましたが、みなさんいかがでしたか?すでにお持ちの読者さんもいらっしゃるかと思いましたが、軍事系から物語系、雑学系ほか、ディープなものからカジュアルなものまでさまざまな書籍を掲載してみました。ぜひ、みなさんのお気に入りを見つけてみてくださいね!(編集部・K)