神田明神(千代田区外神田2)は8月17日・18日、「巫女(みこ)さん入門講座」を開いた。
同講座は「巫女さんの姿だけでなく中身を知ってほしい」ことから始めたもので、今年で4回目を迎える。今年は新たに初級編を修了した人のみが受講できる中級編も開設。17日は初級編、18日は中級編の講座を行った。
初級編には24人が参加し、神田明神の歴史だけでなく日常生活にも使える礼儀作法、本格的な神前挙式の流れなどを学んだ。一方の中級編は25人が参加し、初級編より深く神道について学んだほか、神田明神ともつながりが深いという茶道の宗派「江戸千家」の茶の湯の作法を「江戸千家」の若宗匠から直々に指導を受ける茶道の講義や、「巫女舞(みこまい)」という奉納の際に行われる舞の実習などを行い、閉講式では舞の実習で習った「豊栄舞(とよさかのまい)」を奉納し講座を終えた。
同講座について、神田明神神主は「年々この講座の応募者の動機や意識がしっかりしてきている。最近は直接外国と触れ合う機会も多く、日本の文化を改めて学びたいと思っている人も多いのでは」と話す。同講座中級を受講した「秋葉でガイド」のマスダさんは「今回はこの講座で教えていただいた『奉仕の心』をメードの仕事でも生かせればと思ったが、実践していくのはとても難しいことだと思う。しかし、時間をかけてでも頑張ってできるようにしていきたい」と意欲をみせる。
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