メイドカフェ「めいどりーみん」(秋葉原本店=千代田区外神田3)が4月中旬から、ビーガン対応メニューの提供を始めた。
「ビーガン」は、肉や魚介類、卵、乳製品、蜂蜜など動物性由来の食材を一切口にしない嗜好(しこう)を持つ人々。「完全ベジタリアン」「純菜食派」などと訳される。同店を運営するネオディライトインターナショナル(外神田3)によると、1847年にイギリスで「ベジタリアン・ソサエティー」が発足。1944年、ドナルド・ワトソンさんが既存の「ベジタリアン」から動物性由来のものを一切食べない「ビーガン」を提唱。日本では人口の約5%がベジタリアンで、そのうちの約6割がビーガンだといわれているという。
秋葉原をはじめ国内外で16店舗を展開する「めいどりーみん」は、年間約30万人の訪日外国人客が来店することから多様な食文化に対応するため、ビーガン対応メニューの提供を開始。4月15日から第1弾として「ビーガン・ラーメン」(1,188円)をラインアップしている。
同メニューは、大豆から作られたスライスハムや卵を使わない麺を使う。「卵を一切使用していないため麺のコシにはそれほど期待できないが、それでも楽しんでいただける内容に仕上がっている」(同社)とアピールする。