クラウド名刺管理サービスを提供するSansan(渋谷区)が12月13日~15日、神田明神(千代田区外神田2)で「名刺納め祭」を行っている。
期間中、名刺を持参することで奉納箱に入れて参拝できるほか、同社の個人向け名刺アプリ「Eight」の専用スキャナーを設置し、持参した名刺のデジタル化にも対応する(持参した名刺は、廃棄委託書にもとづき同社が専門業者のSRI社に委託し廃棄処分する)。
合わせて、神田明神の神職による「名刺祈祷」も1日1回(12時30分~13時)行う。同祭特設ページから事前申し込みをした参加者には名刺アプリ「Eight」の有料機能が使えるプレミアムクーポンを進呈する。
同社広報担当者によると、ビジネスパーソンがどのような人と出会い、仕事をしてきたかを示す「ビジネスの出会いの証」=名刺を奉納することで、1年の出会いに感謝しながら名刺を整理し、来年のビジネスへの弾みとなるよう同祭を企画したという。
「会場となる神田明神は、縁結びの神様『だいこく様』、商売繁盛の神様『えびす様』を祭る、由緒ある神社。12月13日は正月支度を始める『正月事始めの日』であることから、名刺の奉納を通して、参拝者の正月支度のきっかけにしてほしい」とも。
初日(=13日)の「名刺祈祷」には約30人のビジネスパーソンが参加。1日を通して約3000枚の名刺が奉納された。
同企画について神田明神権禰宜の岸川雅範さんは「これまでの出会いに感謝していただく目的はもちろん、今回の催し自体がさまざまな業種・職種の方が集まる機会で、出会いの場になっているとも言える。(参加者同士の)新たなつながり、交流が生まれればうれしい」と話す。
同社ブランドコミュニケーション部の田邊泰さんは「正月事始めの日とされる今日、このような形で1年間にたまった名刺を整理することで、晴れやかな気持ちで新しい年をお迎えいただくとともに、来年も良きビジネスの出会いに恵まれることを願っている」と話す。
開催時間は9時~16時。