エターナルアミューズメント(千代田区岩本町3)の廃業と自己破産を3月23日、信用調査会社の帝国データバンクが報じた。
エターナルアミューズメントは2007(平成19)年6月設立。アミューズメント機器の開発、リース・販売、景品の開発、アミューズメント施設の運営のほか、オンラインキャッチャー事業やアニメグッズショップなどを手がけていた。
秋葉原では2017(平成29)年3月に営業譲渡を受け、「エターナルアミューズメントタワー by Asobox」「Asobox秋葉原クレーン店」をオープン以降、「キラキラAsobox秋葉原3号店」、クレーンゲームを中心とした「同4号店」「同5号店」を展開してきた。
帝国データバンクによると、エターナルアミューズメントが3月18日付けで「廃業のお知らせ」を掲示。負債額は約68億6,100万円(昨年5月期末時点)。
「近年は他社からの営業譲渡で直営店舗が増加し、昨年5月期には年収入高約68億2,700万円を計上していた一方で、積極的な出店により商品在庫が重荷となる中、消費増税によって店舗の売り上げが減少、昨年末から取引先への支払い遅延が頻発していた」(帝国データバンク)という。
さらに、新型コロナウイルスが追い打ちをかけ、各店の来店者数と売上高が落ち込み事業の継続を断念。「都内初の新型コロナウイルス関連倒産」(同社)としている。
今後、3月下旬に東京地裁へ自己破産を申請する見通し。