「マーチエキュート神田万世橋」(千代田区神田須田町1)で6月15日、AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の設置実証営業が始まった。
「New Innovations」(江東区)が開発した「Robotics×無人店舗×コーヒー」がコンセプトのAIカフェロボット「root C」。アプリから注文すると、指定時刻にスペシャルティーコーヒーをロッカーから受け取れる仕組み。コーヒー需要を事前に予測して抽出を開始するため、ユーザーは「root C」の前で待つことなくコーヒーを受け取ることができるという。
設置期間中、食品衛生責任者または従事者が常駐していない場合であっても、「root C」の品質管理機能による常時管理、遠隔からの監視と定期的な人の手による清掃などのメンテナンス体制が確保されていれば、食品衛生法に基づく必要な衛生管理が確保でき、飲食店営業・喫茶店営業の無人店舗として食品衛生法の保護法益が損なわれないことを確認する。
同社では無人店舗での衛生管理技術をほかの様態にも展開できるよう実証を図り、人口減少に伴う労働力不足問題の一助となるなど無人店舗の拡大が社会の利益に資する形で広まることを目指す。
料金体系は、単品購入=1杯450円と、サブスクリプション(1,980円/1カ月8杯まで、7,980円/1カ月杯数無制限)を用意する。
営業時間は11時~20時。設置は来年1月29日まで(実証は9月30日まで)。