「ZOA 秋葉原本店」(千代田区外神田3)が3月31日、閉店する。
ZOA(静岡県沼津市)は、故・長嶋豊さんと長嶋しのぶさんが1981(昭和56)年4月に静岡県で事務機器販売店「文具のナガシマ」を創業したことに始まる。以後、ワープロとコンピューターで利用されるメディアの取り扱いを始め、1982(昭和57)年9月「OAナガシマ」に屋号を変更。1984(昭和59)年4月、コンピューターとその周辺機器の販売、システムとソフトウエア商品の製造販売を目的として「ナガシマ情報通信株式会社」を設立。
2001年11月、ダイワボウホールディングスの子会社・ダイワボウ情報システムが店頭小売り販売事業の再編・強化のため、ナガシマ情報通信を子会社化。2002年4月、ナガシマ情報通信とディーアイエス情報機器販売が合併し、ディーアイエス・ナガシマが誕生。2004年10月、「株式会社ZOA」に社名変更。2005年 6月、ジャスダック証券取引所に上場した。
現在は、パソコンや関連商品を扱う「OAナガシマ」「コンピュータプラザZOA」「パソコンの館」、通信販売サイト「e-zoa.com」、バイク用品専門店「BYQ-PLAZA」を展開している。
秋葉原本店は20年ほど前に出店。「秋葉原で2番目に安い店」の看板を掲げていることでも知られる。一時は地下1階~地上3階の計4フロアを展開していたほか、LED照明やバイク用品なども取り扱っていた。しかし、近年は規模を縮小し、1階・2階の2フロアでパソコンや周辺機器、パーツ、タブレット、スマートフォン、WiMAXなどを販売していた。
営業時間は10時30分~19時30分。4月1日以降の修理受け付けは「ZOA 相模原店」で対応する。