千代田区が3月、公衆無線LANサービス「CHIYODA Free Wi-Fi」の利用可能箇所を拡大した。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人観光客の利便性向上や区の情報発信力向上のため、2015年12月からサービスを開始した「CHIYODA Free Wi-Fi」。災害時に想定される一時的な電話回線不通に備え、インターネットを活用した安否確認や被害情報などの伝達手段としても提供する。これまで、区内観光スポットや駅出入り口周辺、区有施設、災害時退避場所などで展開してきた。
今回、秋葉原中央通りと東京ミッドタウン日比谷前、東京大神宮にアクセスポイントを追加。中でも、電化製品やアニメ文化に興味のある外国人観光客が多く集まる秋葉原の歩行者天国実施区間=約700メートルではどこでもWi-Fiを利用できるよう一帯を整備した。
1回の接続時間は30分で、1日の接続回数の制限はなし。ポータルサイトと認証画面は多言語(日本語、英語、中国語簡体、中国語繁体、韓国語)で対応する。
今回の範囲拡大で「CHIYODA Free Wi-Fi」アクセスポイントは計70カ所になった。